寄生獣

物体Xですね


全巻通して読んだのは初めて。
中学生の頃に連載されていて、確か最後まで読んでいなかったと思う。
 
風の谷のナウシカ」もそうだが、
環境問題についての物語を(変則的とは言え)世論が騒ぎ出すよりもかなり早い時期から描いて、かつ成功しているのはすごい。

映画と比べると漫画についての詳しい事はよくわからないのだが
これはドラえもん系統の話と見ていいんでしょうか。
非人間の同居人と友人になって困難に立ち向かう物語って全部ドラえもんに見えちゃう。

まぁ僕の中では勝手にドラえもん系統に分類されているわけで
ドラえもんも大好きな僕としては
スナッチャー*1のような物体Xのような敵と戦う心優しい高校生の成長物語をスプラッタ描写激しめで描ききったこの漫画は最高だ。
十巻完結ってのもすばらしい。

ラスボス後藤のもう人間に化けてらんねというあのあたり、
ジョン・カーペンターB級映画のラスト近くっぽかったが
ちゃんと綺麗にまとめていた。見事。
 
 
どこかで見たのだが「バキ」の勇次郎が「寄生獣」のラスボスである後藤とファイトをすると言う物語が存在する。
どっちも一般人は目が合ったら殺されると見て間違いないキャラだけに
もう一度ちゃんとよみたい。どこだっけなぁ。

勇次郎対後藤って「ジェイソンVSフレディ」みたいなもんだなぁ。
もっとたち悪いか。

*1:コナミAVG。人間を殺してその人間になりすます奴らが敵だった