池袋駅で声をかけられた。
「すいません」
声の主は見目麗しい二十代と思しき男性。
こまったな、と言う顔をしていた。
 
はぁはぁ、なんだいお兄様が助けてあげるよ。ん?
とか思いつつ「はい?」と答える僕。
だいたい困った顔をしてる美形なんてのは
一番セクシーな顔をしてるわけで
どっからどう見ても僕の操の危機なわけだ。(真に受けるなよ!)

すると美形君
 
「手相を見せてくださいッッッお願いしますッッ!」
 
うわぁ。。。

「いや結構。もったいないね君」
とだけ言って立ち去りました。

ちゃんと話をして、逆洗脳すればよかった。
「君の顔はナチっぽい。君の前世はヒトラーユーゲントだね。
今日から僕の警護よろ。」
ああ、惜しいことした。