マッハ!!!

いろいろな意味でサイコー。

この手のアクション映画は、予告編を見たら後は見るべきアクションがなかったりする事も多いのだが。
 
予告編どころじゃなかった!!
 
映画観ながら「死ぬ、殺しちゃう!てかそれは死ぬって!あ、死んだよ!ええー!?」とか思うのは久しぶりだった。(時々発声してしまった。館内ガラッガラだったからいいよね)
 
主役のアクションにスタントなし。
観てて心底納得。だって当ててるもの。
ムエタイのヒジとヒザ本気で当ててるもの。
格闘ゲームそのまんまの
”前ダッシュ真空飛びヒザ蹴り”
これ20回ぐらい当ててた。
”相手の肩を駆け上がっての脳天ヒジ落とし”
これ10回ぐらいしてた。
 
それどころか
鉄パイプもトンファーもマジ当てに見える。
エンドクレジットで流れる撮影風景で血を流す敵役を見るまでは、やわらかい棒かと思ってたんですけど。
 
地下格闘技場みたいな所での
三人連続死合は必見も必見。謎の日本人も出てた。

とにかくハリウッドや香港や邦画ではありえない
危険極まりないアクションに呆然。
 
主演のトニー・ジャーは途中で何度かマイケルジャクソンに見えた。優しいイイ顔をしてる。そして声が高い。
だけど人間凶器。
 
映画全体として明らかにジャッキー・チェン映画の影響を受けまくっているが(アクションシーンは3回繰り返す、等)が、全く違和感も嫌悪感もなし。
何故ならトニー・ジャーもジャッキーも文字通り映画に命を賭けているから。とてもまぶしい。
そんなに眩しくちゃ涙がでちゃうよ。

それから、タイの伝統音楽はとてもファイトに合う。
そういうわけで全人類必見。