「28日後・・・」DVD版

公開当時は絶賛した、バイオハザード映画の皮をかぶったゾンビ映画
鑑賞に堪えるゾンビ映画はこの映画まで十数年なかったのも絶賛した理由の一つ。
しかし今や「ドーンオブザデット」のリメイクを見た後である。

全編ロメロゾンビ映画へのオマージュだらけで、そこは僕は嬉しい所だが、
改めて見ると予算不足が丸わかりだ。しょうがないけど。
ただ、荒涼とした都市をバンと見せる潔さは何度見ても素晴らしい。
人っ子一人いないロンドン。いいねぇ。

ロメロゾンビ三部作のリメイクは「ナイト・オブ・ザ・リビングデット 生ける死者たちの夜」のリメイクである「ナイト・オブ・ザ・リビングデット 死霊創世記」と、
「ゾンビ」のリメイクである「ドーン・オブ・ザ・デット」の二つがあるが、
両方とも素晴らしい完成度の傑作リメイクに仕上がっている。これはスゴイ事だ。
最終章の「デイ・オブ・ザ・デット 死霊のえじき」も上手にリメイクして欲しい。

「28日後」の中には、三部作それぞれの印象深いシーンのオマージュがあるが
後半に行くにしたがってしょぼくなる所まで真似しなくても。

DVDには別エンディング特典もあったが、うーん。
ホラーは絶望的状況でスパッと終わってこそ美しいとは思うが、
アレでは少々納得いかないかなぁ。
ホラーと言うよりサバイバルアクション映画だから、生き残ってナンボですよね。