キス・オブ・ザ・ドラゴン 

笑える爽快感


何度目かわからないがDVDで鑑賞。
リー・リンチェイジェット・リーとして売り出してからの
現時点での最高傑作だと思う。
超っ早カンフーが見にくいこと以外はまず文句は出ない。


西部劇のような物語で、よそ者(=リー)とその土地に君臨する悪(=チェッキー・カリョ)との闘いを、
フランス映画らしい地味な進行とテンポのいいアクションで見せる。


ジェット・リーって役者はあらゆる意味で稀有な役者だなぁ。
黒人のワイヤーアクションはうそ臭くてワイヤー使っているのがバレバレになるが、
それがジャッキー・チェンでもやっぱり少しコミカルアクションになりすぎると思う。
キアヌなんか早送りしてるのバレバレなので論外。


ところがジェット・リーがワイヤーアクションをすると、
「彼ならやりかねない」
と思うことができる。
この映画ではワイヤーは使っていないようだが、
 
ビリヤード台のポケットを蹴り上げる→玉が飛び出す→それを旋風脚でマシンガンもった敵にぶつける
 
この流れを「あぁ、やるやる。リーならやるよ」と納得できてしまう。


ジャッキーとはまったく違う魅力*1のリー。アンタ最高だ。
後は仕事を選ぶ目だよ!

*1:「僕の拳には笑いが少し入ってる。リーの拳には怒りがこもってる」ジャッキー・チェン